【配布資料入手可】中国は「ロボット」を作っているのではない。産業を作っている|ロボスタ カンファレンス2026登壇レポート

経産省、NVIDIA Japan、三菱総研らが登壇した「ロボスタ カンファレンス2026」に筆者自ら出演し、中国フィジカルAIの最前線を解説。資本・政策・量産・データ・産業導入の実態と、日本企業が狙うべき5つの参入モデルを現地視点で整理します。
吉川真人 2026.06.15
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おはようございます。中国深セン在住の吉川です。

突然ですが、皆さんは「自分の証明写真だけ、なんだか場の空気から浮いている」という経験はありませんか。先日、あるカンファレンスの登壇者一覧に私のプロフィール写真が並んだのですが、これが中国の写真館で撮影したもので、見事に私一人だけ画角も色味も雰囲気も浮いておりました。正直、これを事前に弄られるのが恥ずかしくて、今回は「登壇します」という告知を直前まで伏せておりました。

…という小心者の前置きから始まりますが、先日、私にとって大きな挑戦となるイベントに登壇してまいりましたので、今日はその現地レポートと、当日お話しした中身のエッセンスをお届けします。

トリ、しかも持ち時間は他の登壇者の2倍以上

登壇したのは、6月10日に東京・京橋のTODA HALL & CONFERENCE TOKYOで開催された「ロボスタ カンファレンス 2026」です。主催はロボット・AI情報メディアのロボスタ(株式会社イード)、今年のテーマは「ヒューマノイドの社会実装はどこまで進むのか 〜日本・中国・アメリカの最新事情を集約〜」。私は「中国フィジカルAI最前線」と題して登壇。

ところがこのイベント、登壇者の顔ぶれが経済産業省、NVIDIA Japan、三菱総研…と、文字どおり錚々たるメンバー。そんな中で私は最後の登壇、いわゆる「トリ」。しかも持ち時間が他の方の2倍以上という構成で、会場に着いた瞬間から正直、超絶なプレッシャーを感じておりました。「中国の写真館の写真で浮いている男が、最後に2倍喋る」。字面だけ見ると、なかなかの罰ゲームです。

当初は「用意したスピーカーノートをそのまま読んでいけば着地できるだろう」と考えていました。ところが、プレゼンモードに入った瞬間、その台本を完全に無視。気づけば、4月にAgiBot本社とUnitree本社を実際に訪問して得た一次情報を、自分の言葉でそのままお伝えしていました。

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続きは、3408文字あります。
  • 当日の核心:中国は「ロボットを売る段階」ではなく「産業を作る段階」
  • 「有名さ」ではなく「レイヤー」で見る/都市ごとに性格が違う
  • 浮かれてはいけない弱点と、日本企業の「勝ち筋」
  • 登壇後に起きたこと
  • 当日の登壇資料、ご希望の方へ

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