「中国ビジネストレンド」について
こんにちは!深セン在住の吉川真人です。私はここで中古ブランド品のリユース事業からスタートし、中国OEM、市場リサーチ、そして中国企業の日本進出支援など、さまざまな事業を展開しています。また、「中国ビジネストレンドコミュニティ」を運営しており、毎日中国テック業界の最新動向やビジネストレンドを発信しています。このニュースレターは、そのコミュニティの入門編としてお届けしており、リーズナブルな価格で中国ビジネスの最前線に触れていただける内容です。初めての方もそうでない方も、ぜひお楽しみください。
このページでわかること
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吉川真人について
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深センで何をしているのか?
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ニュースレターを始めたわけ
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例えば、どんな情報を発信するの?
プロフィール
名前:吉川真人
出身:京都
出身校:同志社大学
留学:中国青年政治学院(1年間)
趣味:野球、バイク、読書、旅
愛車:TESLA Model3、Kawasaki Ninja 250
X :3.4万フォロワー(2024年10月時点)
キャリア概要
• 同志社大学卒業後、ベトナムのHR企業にてウェブマーケティング責任者として3年間勤務
• 東京に転勤し、フリーランスとして中華系企業向けにマーケティング、採用サポート、海外販路拡大支援を提供
• 2019年に深センへ移住
• 2020年、日本と深センの合弁企業「物银科技有限公司」を共同設立
• 2023年、香港にて「YOSHIKAWA INTERNATIONAL TRADING CONSULTING LIMITED(吉川國際貿易諮詢有限公司)」を設立
• 2024年、上原亜衣さんと共に深圳上瑞文化传媒有限公司を設立
• TBS「THE TIME,」では元海外特派員として中国を担当
• 現在、講談社「現代ビジネス」のライターとして記事を執筆
• i専門職大学の客員教員に選出
• Forbes China、深圳晚报、中国日报など中国のメディアへの取材や出演実績多数
• AbemaPrimeに3回出演(テーマ: 中国コロナ禍における政策状況、2024年春節に中国人はどこへ行ったのか)
今は深センでどんなことをしているのか?
「吉川さんは深センで実際何をされてるんですか?」とよく聞かれますので、ここでお答えします。私は中古ブランド品のリユース事業を行う会社の共同創業者であり、株主でもあります。2020年に創業し、今は実際の運営は中国人のパートナーが担当しているため、私は比較的自由な立場で活動しています。
その他の事業としては、中国の工場リソースを活用して、日本市場向けにOEM製品を展開しています。具体的には、自動販売機やフィギュア、調理器具、アパレルなど、幅広い製品を取り扱っており、これらを日本市場に適した形で提供しています。
また、深センにいる地の利を活かし、現地のテック企業を頻繁に訪問し、日本進出の支援も行っています。これには、企業の市場調査や進出戦略の立案、パートナーシップの構築など、幅広いサポートを提供しています。
さらに、日々中国と日本から様々な相談を受けることが多く、その都度プロジェクトを立ち上げて対応しています。なぜ私は同時にいろんなことをしているのかというと、私自身が目指しているのは、中国と日本の間でDMMのような会社を作りたいという思いからです。面白いプロジェクトがあれば、人や資金、情報を投入して、他の人や会社と組んで事業を作り上げていく。これは半ば趣味でもあり、自分の目指すべき方向だと感じています。
もちろん、その分時間やリソースは限られてくるため、パートナーとの関係性が非常に重要です。また、もう一つの理由は事業のポートフォリオとしてリスク分散を図りたいという考えがあります。中国では、突然の規制や地政学的リスクなど、予測不能なリスクが多く存在しています。例えば、一つの事業が国の規制で突然できなくなることもありますし、日中間で緊張が高まる可能性もあります。こうしたリスクを分散させることが重要であり、それが私が複数のプロジェクトに取り組む理由の一つです。
私以外全員中国人と言う環境の中で、私が行っているのは会社全体のデータを収集して、それを分析し、改善につなげていくと言う業務です。間具体的には毎月上がってくる財務のデータの分析であったり、店舗の販売業績などをするすべて、BIツールに読み込ませて、一括管理できるようにしたりしています。
とは言え、中国人がメインの会社なので、例えば外部の折衝業務等は私のビジネスパートナーの中国人が対応をしています。なので、どちらかと言うと私が行っている仕事はバックオフィスよりになります。正直エクセルや毎月の業績の数字とのにらめっこばかりです。 キラキラしたお仕事をしているように思われているらしいんですが、実際は日の当たらないお仕事を引き受けているだけです笑
後は本業以外にも日本と中国からいろんなプロジェクトのご相談をいただくので、会社以外で外部のプロジェクトチームを構築して、お客さんのニーズに合わせてサービスの提供をすることもあります。具体的には日本向けのOEMであったり、中国の特定のアプリの調査であったり、中国のSNSの運用の代行であったりと幅広く引き受けています。
ニュースレターを始めたわけ
さて、いよいよ本題に入ります。なぜ私がこのニュースレターを始めたのか、その理由をお話ししましょう。
深センでの生活に少し余裕が生まれたとき、ふと思ったのです。「今まで培ってきた情報を、もっと多くの人と共有できたら面白いんじゃないか?」と。
実は、私は別のプラットフォームで「中国ビジネストレンドコミュニティ」というオンラインサロンを運営しており、そこで毎日、中国の最前線で流行しているサービスやテック情報をシェアしています。そこで得た情報の一部をピックアップし、少し加工して、このニュースレターとしてお届けすることで、もっと多くの人に中国ビジネスの魅力を伝えられるのではないかと考えたのです。
このニュースレターは、私が深センで体感しているビジネスの熱気を感じてもらうための入り口です。オンラインコミュニティに参加するのには少しハードルがあるかもしれませんが、まずはこのニュースレターを通じて、興味を持ってもらえたらと思っています。そして、もし「もっと深く知りたい!」と思っていただければ、ぜひサロンへの参加も検討してみてください。新たな発見と刺激が、きっとあなたを待っているはずです。
例えばどんな情報を発信するの?
最近ご紹介した一例として、中国の大手AI企業である昆仑万维が発表した「SkyReels」という世界初のAI短編ドラマプラットフォームがあります。このサービスは、シナリオ作成からキャラクターデザイン、3Dモデリング、動画撮影、合成まで、すべてを一括で行えるという革新的なものです。
この情報を取り上げた背景として、まず「SkyReels」が世界初のサービスである点に注目しました。特に中国において、AIとショートドラマを融合させたプラットフォームは非常に珍しく、日本でも今後、ショートドラマ市場がさらに活発化する可能性を見据えています。こうした最先端の動きを、日本の読者にいち早く伝えることが、このコミュニティの目的の一つです。
もう一つの例として、日本を代表する飲料ブランド、サントリー、ヤクルト、ポカリスエットが中国市場でどのような状況にあるのかを取り上げました。これらのブランドはかつて中国市場で圧倒的な存在感を誇っていましたが、近年ではさまざまな課題に直面しています。
この情報を取り上げた理由として、日本の会社が中国市場でどのように展開しているかは、日本人にとって非常に興味深いトピックだと感じたからです。特に、かつての「トップドリンク」としての地位を失いつつある理由や、無糖茶市場での挑戦など、今後のビジネス戦略に大きな影響を与える要素が多く含まれています。日本企業が海外市場でどのように奮闘しているかを知ることで、ビジネスのヒントや教訓を得られると考え、このトピックを重点的に紹介しました。
もちろん、皆さんからご要望をいただければ、その内容に応じて、ニュースで取り上げるトピックを調整することができますので、どうぞお気軽にお知らせください。皆さんとの対話を通じて、私自身も中国のトレンドをさらに深く理解し、新たな視点を得られることを楽しみにしています。あなたのリクエストが、このニュースレターをさらに充実させるきっかけとなるかもしれません。
ご購読いただくことで、中国の最新トレンドについて、これまで以上に詳しく、そして深く理解していただけると自信を持っています。その点はどうぞご安心ください。ニュースレターは1週間に1度のペースでお届けする予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。
このニュースレターを通じて、皆さんとつながり、共に学び合えることをとても嬉しく思います。皆さんとのつながりこそが、私にとって大きな励みであり、これからも続けていく原動力となります。中国ビジネスの魅力やトレンドを、皆さんと一緒に探求しながら、さらに多くの驚きや発見を共有できることを楽しみにしています。
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