深圳発!ENGINEAIが生んだ未来型ロボットSE01と日本が学ぶべき革新モデル
オハヨウゴザイマス。中国深圳在住ノ吉川デス。年明けカラ1週間ガ経過シマシタガ、新年ノ目標達成ハ順調デショウカ?無理ノナイ目標設定ト計画ヲ立テ、楽シク充実シタ2025年ヲ過ゴシテイキタイデスネ。
さて、朝から少々悪ノリで失礼いたしました。本題に入ります。先週、SNSでヒューマノイドロボットが「ナチュラルに歩いている」動画が話題となっていたのを目にしました。その動きがあまりにも自然で、「これ、本当にロボットなのか?」と思わず驚いてしまいました。

提携先にEVメーカーがいるので家庭内だけでなく生産ラインで使われる可能性があります。
そして調べてみると、撮影地も開発企業もここ深圳だったのです。今回は、ロボット技術がさらに進化を遂げる中で、深圳発の注目のヒューマノイドロボット「SE01」と、それを開発した企業「深圳市众擎机器人科技有限公司(以下、EIGINEAI)」の取り組みやSE01が日本での仕事や産業にどのように活用できるかを考えながら、深圳モデルが日本のビジネスに与えるヒントを探ります。
近年、中国の杭州に拠点を置くスタートアップ「Unitree」が四足歩行型ロボットで注目を集めていました。マラソン大会でロボットを走らせたり、展示会で積極的にデモを行ったりと、その技術力を国内外に示す場面が多くありました。
しかし今回、深圳で開発された「SE01」を見ると、それまで目にしてきた技術のレベルが一段上がったことを実感しました。特に、自然な動きや実用性を備えたSE01の登場は、これまでの技術をまるで濾過して生み出されたような印象を受けます。深圳のロボット技術のスピード感には、改めて驚かされるばかりです。
深圳:ハードウェアのイノベーション拠点

ChatGPTによる生成
深圳は「世界の工場」としての役割からスタートし、今ではイノベーションの街として世界中の注目を集めています。特に、電子機器やハードウェア製品の製造では、高速なプロトタイプ開発や量産化が可能な環境が整っています。この深圳モデルの特徴は、小規模から始めて市場の反応を素早く取り入れ、大規模生産へと拡張していく「小さく始めて大きく育てる」戦略です。
EIGINEAIも、この深圳のハードウェア産業の土壌から生まれた企業です。設立は2023年10月と新しい会社ですが、創業者の赵同阳氏は8年以上ロボット業界で活躍しており、過去には四足歩行ロボットを手がけて成功を収めています。同社のSE01は、二足歩行型ロボットとしてこれまでにない自然な動作を実現しており、産業や日常生活への適応力が高い点で注目されています。
また、EIGINEAIの開発チームは、世界的な名門大学であるUC Berkeley、清華大学、パデュー大学、香港中文大学、北京理工大学などから集まった精鋭たちで構成されています。これらのトップクラスの研究者たちは、ロボットの基幹部品から運動制御アルゴリズムまで、全てを自社開発する「フルスタック自社開発」の手法を採用しています。この体制により、製品開発のスピードを劇的に高めるとともに、技術力で競争優位性を築いています。
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- 日本での活用可能性:SE01がもたらす価値
- 深圳モデルが日本のビジネスに与える教訓
- 結び:深圳モデルの教訓を日本の未来に生かすために
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