中国飲食業界を揺るがす「預制菜」論争:羅永浩 vs 西貝が示す未来のビジネスモデル

中国の有名起業家同士の激論から見えてきた、飲食業界の深い闇と光明。なぜ、今、中国の消費者は「手作り」にこだわるのか?そして、効率化と透明性を両立させる次世代ビジネスの鍵とは?本ニュースレターが、あなたのビジネスに新たな視点を提供します。
吉川真人 2025.09.15
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皆さんおはようございます。中国深セン在住の吉川です。

最近、日本でもついにiPhone17が発売されましたね。私が東京で代表取締役を務めるガジェットブランド「WiseeLAB」でも、iPhone関連アクセサリーとして、位置ズレなく完璧に貼れるガラスフィルムや、高品質なスマホケースの販売を開始しました。もし新しいiPhone17の購入をご検討でしたら、ぜひ当社の製品もチェックしてみてください。

さて、iPhoneのように毎年進化を続けるガジェットとは異なり、中国の飲食業界は今、過去最大のターニングポイントを迎えています。今回は、中国のビジネス界で大きな話題となっている、カリスマ起業家・羅永浩と、大手ファミリーレストランチェーン「西貝」の創業者・賈国龍の論争について、深く掘り下げていきたいと思います。

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羅永浩と西貝の激論が生んだ奇跡:わずか数日で国を動かすスピード感

今、中国のSNSやビジネス界で大きな話題となっているのが、カリスマ起業家・羅永浩と、中国を代表する大手ファミリーレストランチェーン「西貝」の創業者・賈国龍との間で繰り広げられている、とある「論争」です。

事の発端は、羅永浩が自身のSNSで投稿した、「久しぶりに西貝で食事をしたら、ほとんどが预制菜だった。しかもあんなに高くて、本当に嫌になった。国が一刻も早く立法を推進し、飲食店に预制菜の使用を明記させることを望む」という一文でした。これに対し、西貝の賈国龍は「西貝が高いというのは、飲食業界最大の冤罪だ」と反論。ここから、両者の対立は単なる価格論争を超え、中国の飲食業界全体が抱える「预制菜(ユージーツァイ)」問題へと発展しました。

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