「動く」「教える」「なつく」Noetix Roboticsが描く“家庭ロボット”の新時代
おはようございます。中国深セン在住の吉川です。
先日、X(旧Twitter)で「9998元(約20万円台)で人型ロボットを予約しました。順調なら来年3月に受け取れそうです」と投稿したところ、想像以上の反響をいただきました。
頭金だけ払っているので、来年3月には家に届きそう。
とうとう一般家庭でも買えるようになってきてますが、競争激しすぎる中国のことやからきっとこのロボが販売されるまでに他の会社も同価格帯で販売するね
価格への驚き、「本当に家庭で使えるのか?」という疑問、そして清華大学発ベンチャーへの関心が一気に集まった実感があります。今日は、そのロボットを開発する NoetixRobotics(松延动力)について、創業背景と技術の要点、そして「なぜここまで安くできるのか」をニュースレター形式で整理してお届けします。
「消費者が手に取れる人型」を狙うNoetixRobotics
Noetix Robotics は、北京を拠点とする新進気鋭の人型ロボット開発企業。設立は2023年9月とまだ若いながら、すでに中国ロボティクス業界では最も注目を集めるスタートアップの一つとなっています。同社のメンバーは、清華大学や中国科学院(中科院)、浙江大学などの理工系トップ校の出身者たちで構成されており、電子工学・制御・AIアルゴリズム・構造設計など、ハードとソフトの両面で高い専門性を持っています。
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- 製品ライン:Dora/N2/Hobbs(人顔)という三本柱
- 「1万元未満」のBumi(小布米):強烈な価格インパクト
- なぜここまで安くできるのか(コスト構造のポイント)
- イベント露出と“走って示す”技術哲学
- 私の視点:来春に届くBumiで検証したいこと
- まとめ:人型が“スマホ並みの話題”になる日は近い
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