深セン発!マルチモニターが蔦屋家電+に降臨〜なぜ私が「中国シリコンバレー」のガジェットを日本に届けるのか〜
皆さんおはようございます。中国深セン在住の吉川です。
さて、深センに暮らし、毎週このニュースレターで中国の最先端テックトレンドをお伝えしている私ですが、実は先週3泊4日で弾丸の日本東京出張へ行って参りました。深センから東京までは飛行機で約4〜5時間。物理的な距離は近いものの、深センの「スピード感」と東京の「緻密さ」という、ものづくりやビジネスの文化的なギャップは、いつ訪れても新鮮な刺激を与えてくれます。
今回は予定が詰まって、あまり自由時間はありませんでしたが、非常に充実した滞在となりました。この出張が、私自身の長年の深センでの経験を、日本のビジネスの現場へ直接繋げる、大きな一歩となったと確信しています。
深センの熱量を日本へ!蔦屋家電+での展示と予約販売開始の舞台裏
今回の主目的は、自社ブランドの革新的マルチモニター「Wisee Cockpit Monitor 15.6インチ」の日本展開を本格始動することでした。オンラインでの予約販売を開始するとともに、東京・二子玉川の蔦屋家電+にて60日間の店頭展示をスタートしました。生活提案型ストアとして知られる蔦屋家電の中でも、蔦屋家電+は世界中のユニークなプロダクトが集まる“未来のライフスタイル”体験の拠点です。深セン生まれのガジェットを、感度の高い日本のユーザーに直接手に取っていただけるのは、大きな節目だと感じています。
商品詳細・ご予約はこちら:
Wisee Cockpit Monitor 15.6inch
“マグネットでつながる新体験”を、二子玉川「蔦屋家電+」で。
ぜひ実際に触れて、体感してみてください✨
📅展示期間:2025年11月7日(金)〜2026年1月6日(火)
#WiseeLAB #コックピットモニター #蔦屋家電 #desksetup
展示開始にあたり、現地スタッフの皆さまに向けて製品勉強会と設置レクチャーを実施しました。深セン発のプロダクトの価値を確実に伝えるには、現場での理解と再現性の高いオペレーションが不可欠です。実機を使ったトレーニングにより、接客時の要点やデモンストレーションの見せ方を共有し、来店者の皆さまにスムーズな体験をご提供できる体制を整えました。
📺「プレゼンの神」が語る新しい働き方
また、今回の出張では、このモニターの活用法を多角的に発信するためのコンテンツ制作も重要な目的の一つでした。具体的には、2〜3週間後くらいに某有名メディアで公開される予定の「プレゼンの神」として知られる著名な方による商品レビューを現場で行いました。
このレビューでは、単なる製品の紹介に留まらず、このマルチモニターが「どのように使われるべきか」という、ユーザーの生産性向上に直結する非常に実践的で、とても面白いコンテンツを現場で行ったのも目的の一つです。日本のトップビジネスマンが考える新しいワークスタイルにおけるガジェットの役割について深く掘り下げています。
深センの「ものづくり」の熱意と、日本の「活用術」の知恵が融合する、非常に貴重な時間となりました。このレビュー動画が公開されれば、皆さんの社内での新しい働き方や、ガジェット選びのヒントになることは間違いありません。どうぞご期待ください。
💻Wisee Cockpit Monitor:なぜこれが「コックピット」なのか?
このニュースレターを読んでいる皆さんは、日々、膨大な情報とタスクに囲まれて仕事をされていることと思います。特にノートPC一つで仕事をする機会が多い人にとって、作業スペースの確保と生産性の維持は常に課題です。
そこで深センで私たちが作り上げたのが、この「Wisee Cockpit Monitor15.6inch」。
この商品は、単なる追加のモニターではありません。私たちが目指したのは、いつでもどこでも「コックピット(操縦席)」のような、極限まで集中できるパーソナルなワークスペースを実現することです。
飛行機のコックピットがパイロットのために必要な情報と操作系を最適に配置するように、このモニターは、忙しいビジネスパーソンのための「情報とタスクの最適配置空間」を提供します。
Wisee Cockpit Monitorの革新的な機能とメリット
Wisee Cockpit Monitorは、「モビリティと没入感を両立した未来型作業スペース」というコンセプトのもと、生成AI時代の新しい作業環境を提案するために開発。この製品は、特許技術を10件以上搭載しており、従来のマルチモニターの常識を変える5つの特長があります。
まず、PCのGPUに負荷を集中させない独自設計を採用したことで、ハイスペック機に依存せず安定したマルチモニター環境を構築できます。推奨3〜4面、最大5面の同時出力に対応し、資料・ブラウザ・生成AIツール・チャットなど、切り替えなしで並列処理が可能です。これは、複数アプリをまたぐ現代の知的生産において、思考を止めずに流れを維持するうえで大きなアドバンテージになります。
次に、マグネット接続による1秒着脱に対応しています。モニター同士を「パチッ」とつなぐだけで映像信号と給電が同時に確立され、縦横の切り替えやレイアウト変更も瞬時に行えます。作業内容に応じて“文章は縦、資料は横”といった柔軟な配置ができ、会議・出張・カフェワークでも素早く理想のセットアップを再現できます。
また、生成AI・コーディング・データ分析を並走させる実務を想定し、視線移動と情報把握の効率を高める画面構成を追求しました。切替操作を減らし、常時参照したい情報を“視界の中に置いておける”ことは、集中持続と判断速度の向上に直結します。
さらに、エルゴノミクス設計にもこだわりました。高さは約20〜31cmで調整可能、高角度チルトと360°回転に対応し、省スペースでの多面展開を実現します。限られたデスクトップでも、ワークフローに合わせて視認性と没入感を両立でき、まるで“指揮塔”のような環境が生まれます。
最後に、モニター単体の重量は約888gと軽量です。PCとの接続はUSB Type-Cケーブル1本で映像出力と給電を兼ねられます(PCの出力によっては安定動作のため補助給電をご準備ください)。「配線の煩雑さ」と「GPUの制約」という、従来のマルチモニター運用のボトルネックを同時に解消することを重視しました。
このガジェットは、日本のビジネスマンが直面する「場所を選ばない生産性の最大化」という課題に対する、深センからの明確な答えだと確信しています。
🇨🇳中国シリコンバレーの「熱」を日本へ届ける理由
深センに住み、このニュースレターで中国の最先端テックトレンドをお伝えし続けている私が、なぜ「自社ブランドのガジェットを日本で広める」というこのプロジェクトに挑戦しているのか、その背景にも少し触れさせてください。
私は深センに来て7年目となります。この街は、文系理系出身問わず、ガジェットやものづくりに携わる人々を魅了してやまない、まさに「ハードウェアのシリコンバレー」であると日々感じています。
深センの凄さは、単に「安い製品を作る」場所ではなく、アイデアの具現化のスピードが世界最速である点にあります。
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アイデアから試作品が数日で完成し、
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ユーザーからのフィードバックが翌日には設計に反映され、
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量産体制があっという間に整う。
この驚異的なサプライチェーンとエコシステムから、世界的なブランドが数多く誕生しています。例えば、高性能スマートフォンで有名な「Huawei」、ドローン技術で世界をリードする「DJI」、そして最近ではAIボイスレコーダーの「PLAUD」など、深セン発のプロダクトは枚挙にいとまがありません。
私はこの深センで、日々最先端のガジェットを触れたり、レビューしたり、時にはその開発過程を間近で見てきました。その経験の中で、「これだけ面白い、革新的なものが深センから生まれているのに、なぜ日本市場にスムーズに届かないのだろうか」という、もどかしさのようなものを常に感じていたのです。
そこで、「せっかくなら、深センにいる自分自身が、この街で作られた素晴らしい自社ブランドのガジェットを日本で広めていきたい!」という強い思いが、この「Wisee Cockpit Monitor」プロジェクトのきっかけとなりました。
このモニターを通じて、単に新しい商品を提供するだけでなく、「深センという街の創造性と、そこから生まれる新しい働き方の可能性」を、日本の皆さんに直接体感していただきたいと考えています。これは、私自身の長年の深センでの経験と、日本のビジネス文化への理解を組み合わせた、新しい形の「中国テックトレンドの提供」だと位置づけています。
深センの「熱量」と、日本市場に合わせた「使いやすさ」を両立させることで、皆さんのビジネスに新しい風を吹き込みたい。これが、このプロジェクトに私が込めた想いです。
🎁深センの熱量を直接体験してください!今週のタスク
さて、今回の出張で無事、この「Wisee Cockpit Monitor」を日本市場にお披露目することができました。
深センの熱い思いが詰まったこの革新的なマルチモニターを、ぜひ実際に皆さんの目で見て、触れて、その機能性を体感していただきたいと思っています。
現在、このモニターは二子玉川の「蔦屋家電+」にて展示を開始しております。
展示場所: 蔦屋家電+ (二子玉川)
展示期間: 60日間
実際にmac mini M4に接続された状態で展示されていますので、まるで深センの最先端のオフィスにいるような、未来のコックピット環境を直接触って体験できます。マグネットで「パチッ」とつなぐ新感覚の接続体験も可能です。
百聞は一見にしかずです。このニュースレターを通じて、写真や動画だけでは伝えきれない、その設置の容易さ、画面の美しさ、そして何よりも「作業効率の向上」を肌で感じていただけると嬉しいです。
週末や、お近くにお立ち寄りの際には、ぜひ現場にお越しいただき、直接触っていただけることを心から願っております。
商品詳細・ご予約ページ:
「Wisee Cockpit Monitor」は、場所を選ばずに高い生産性を実現したいというビジネス現場の課題に、深センからの明確な解を提示するものだと確信しています。次号では、再び中国の最新テックトレンドにフォーカスし、皆さまのビジネスに直結するインサイトをお届けします。ご感想やご質問、導入に関するご相談は、どうぞお気軽にお寄せください。皆さまからのフィードバックを楽しみにしています。
深センより。
吉川
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