もうデマに踊らされないでください。深センの現場からQ&A形式で現状を伝えます
中国深センで発生した痛ましい事件について、現地在住の吉川さんが実情をレポートします。事件が日中関係に与える影響や、現場で見た中国社会の反応、デマの危険性について詳しく解説。情報が錯綜する中で、何が真実で何が嘘なのかを見極める重要性を強調し、正確な情報をお届けします。ぜひご一読ください。
吉川真人
2024.09.23
読者限定
皆さん、おはようございます。中国深セン在住の吉川です。皆さんご存知の通り、前回のニュースレターでもお伝えしましたが、深センの事件は現在も大きな問題に発展しています。このような状況下で、中国のビジネス最前線についてポジティブな投稿をすることに、正直なところ心の整理がついておりません。こうした発信がTPOにそぐわないと感じるため、今回は申し訳ありませんが、深センの当該事件に関する現状についてお話ししたいと思います。
まず前提として、私が深セン在住ということで、多くのメディアから一斉に連絡をいただき、複数のインタビューを受けました。テレビ局は6社、雑誌は4社ほどからインタビューを受けており、正直なところ仕事どころではありませんでした。非常に疲れております。
そこで、メディアの方々から聞かれた内容をもとに、皆さんにも現状をお伝えできればと思います。わかりやすくするために、Q&A形式でまとめました。
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続きは、3480文字あります。
- Q:中国では全く報道されていないのは本当ですか?
- Q:被害者が日本人だということを中国人は知らないのですか?
- Q:学校の校門の前にある花束が撤去されていると聞きましたが、本当ですか?
- Q:花束を捧げているのはほとんど日本人でしょう?
- Q:現場はどんな雰囲気ですか?
- Q:日本人学校は中国共産党と協力しているのでしょうか?
- Q:犯人はどんな人ですか?
- Q:やはり反日教育の影響でしょうか?
- Q:被害者の家族についてはご存知でしょうか?
- Q:中国人インフルエンサーが今回の事件を煽ったという見方がありますが、いかがですか?
- 終わりに
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