美女がズラリ!中国重慶の「河川敷ビジネス」現場レポート
みなさんおはようございます!ゴールデンウィーク前で忙しい中ご覧頂き誠にありがとうございます。先日は中国のサイバーパンク都市重慶にて街の中を五感を使って体験しておりましたので、今回皆さんに重慶のお話をしてみたいと思います。
まず重慶とは北京、上海、天津に並ぶ中国直轄都市、つまり省に所属しない都市の一つであり、人口3000万人を超える中国最大級の大都市です。近年凄まじい経済成長の波に乗っかり、北京、上海、深セン、広州に並ぶ経済都市です。
元々は重慶はマフィアが支配していた時期がありましたが、かつてのチャイナナイン且つ重慶市長の薄熙来(はく きらい)がこのマフィアを一掃して治安を改善したことがあります。その彼は2012年に失脚してしまいましたが、今は何事もなかったかのように安全なキラキラ観光都市として全国から重慶に人が旅行しに来ています。
また、かつて第二次世界大戦時に日本が最も爆弾を落とした都市も重慶(当時の蒋介石率いる国民党)と言われており、私達日本人はよく知っておかなければいけない都市の一つと私は考えております。
そして重慶の料理はとにかく辛いです。重慶人は火鍋を愛し、「火鍋を1日3回食べることもある」くらい飽きることなく食べます。彼らが思うピリ辛は一般的な日本人にとっての辛口ないしは激辛に相当すると思っておくと命の危機に陥ることはないでしょう。
このツイートは重慶李子坝(Li zi ba)駅に電車が建物の中に突っ込む映像です。近くまで行くと迫力がありますし、この建物とその周りにはカフェや火鍋屋、映えスポットなどあらゆる商売をする場所で溢れかえっています。ちなみに実際に電車(正式名称「轻轨」)に乗ってみると建物に突っ込む面白さは体験できないので必ず降りて動画を撮ってみましょう。
特に重慶に千と千尋の神隠しと呼ばれる洪崖洞は人気スポットです。長江が若干干上がっているので、川辺までおりて洪崖洞を対岸から接近して鑑賞できます。そのため、その川辺から写真を撮るサービスを始め、いろんなサービスがここで生まれていました。
まず、電源が全くない場所にもかかわらずモバイルバッテリーサービスが無造作にいろんなところに置かれています。地面に電源などあるわけありません。不思議すぎます。というか、超シュールですよね。日本の花火大会には置いてなさそうな代物です。
実際のところこの仕組みはすごい簡単。アンカーのような大型ポータブル充電器を箱の中に詰めておいて、そのポータブル充電器でモバイルバッテリーのもととなるの充電器を充電しています。思いつけば簡単ですが、それを実行するのが中国人ですね。ちょっと感心しました。
写真撮影サービスは大量にあります。もはや差別化ができないくらいです。あぐらかいている人もいれば、必死にiPadを使って客引きをする人もいますし、最初からお客さんがたくさん並んでいるので、それだけで客引きが成功できるお店もあります。お店というかほぼ個人ですけど笑
めちゃくちゃポーズ決めてる中国人美女です。カメラマンはコミュニケーション能力が高くて彼ら彼女らにいろんなポーズを要求したり、その場で写真加工したりして、顧客満足度を上げているように見えました。回転率が命です。
そもそも中国人女性は皆さんモデルのような撮り方をしているので結構見てるだけで面白いです。その自信はいったいどこから湧き出てるのでしょうかと聞きたくなるぐらいの人も、たくさんいます。本当に隣の国だと思えないぐらい文化の違いますね。
このカップルは男性側はプロポーズまがいのことを言っていました。結婚してもらってもいいですか?と。いや、さすがにもっといいとこ行けよと思いましたが、それくらい川辺でプロポーズをしたくなるぐらいのサービスが作られています。簡易的ですが撮影用にテーブルと椅子が置かれています。
撮り損ねてしまいましたが、他にはカフェや簡易的なバー、簡易的な屋台、飲み物だけを取り扱ってるおじいちゃんのテーブルなど。これらはお祭りには出てきそうなキャラクターたちですがめちゃくちゃ出てきます。草むらから出るポケモンの如くです。
今回案内してくれた重慶の公安の方が仰ってましたが、コロナが来てからこのような屋台が大量に生まれてきていますし、国としても税金を支払わなくてもいいから、好き勝手にも楽市楽座やってくださいと宣言しているので、それに乗じてこのようなサービスも川辺で生まれているのでしょう。
もう一つ面白いサービスが重慶にありました。「重慶の美女ライダーによるサービス」です。このタイトルだけ見ると怪しげですよね。でも気になりますよね。